下位のバージョンの弥生会計で上位の弥生会計のデータを開く方法

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弥生会計は毎年毎年新しいバージョンが発売され、今年も弥生会計14が発売されます。

我々の業界では、例えば新規のお客様が、弥生会計14を使っていたら、事務所でも揃えない
とデータが開けない、そんな大きな問題にはないにせよ、もったいないというか
できれば毎年新しいバージョンを買い続けるのは?という思いがありました。

新しいバージョンの弥生会計でも、古いバージョンでも開く方法を見つけたのでご紹介します。

まずお客様側の処理。
通常は弥生会計のバックアップファイルかデータファイルを貰ってきますが、これは保証として一応
貰ってきますが(ソフトがないので開けません。)
本命は仕訳日記帳のテキストファイルです。

仕訳日記帳を開いて、ファイルタブ→エクスポートを実行します。
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結論を申し上げると、受け入れる側(事務所)でどのバージョンでも構いません、新規で会社データを
作って、初期設定だけします。それを先ほどもらってきた仕訳日記帳のテキストファイルをインポート
する、という作業をすることで、バージョン間の隔たりなく自由に使うことができます。
ちなみに今回の私がやったのは、弥生会計13→弥生会計8への移行です。

受け入れる側の処理です。
仕訳日記帳を開いて、ファイルタブのインポートをクリック。
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インポートするファイル(先ほどエクスポートしたファイル)を指定します。
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受入処理が始まる途中で、お客様の方にはあるが、今回受け入れる方にない科目を作るのか?
作るとすればどこに作るのか?聞いてきます。
基本的に科目は作成で、追加先区分のみ指定します。
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補助科目がないものを作るのか併合するのか聞いてくるので、ここも基本的には作成で次へ。
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自動で科目と補助科目を作ってくれるって素晴らしい機能ですね。
大変助かります。

これでデータの移行は完了です。

お客様にデータを戻すときは、
例えば、仕訳を全削除ののちインポートする

決算修正で修正仕訳をインポートする
のどちらかになると思います。

翌年以降は、普通に繰越処理をして、またインポートでデータを受け入れるだけなので、
新規で会社のデータを登録する必要はありません。

多少手はかかりますが、今あるソフトを有効活用できるので、是非試してみて下さい。