前回は比較的損益面のグラフの見方ですが、今回は資金面を中心に。
今回借入金の折れ線グラフの近似曲線(オレンジの線)を追加しました。
業績が順調に推移しているのであれば、オレンジの線は右下に推移していきます。
つまりは月々の約定額を返済できています。
このまま返済し続けることができればいいのですが、通常は途中で借り換えがあり
下がり続けて、増えてという循環を繰り返し徐々に残を減らします。
ですので一時的には増えてもとりあえずオレンジのラインが下を向いていればOKです。
あと現金の残高(棒グラフ)との関係です。
借入金を利益+減価償却費以上返済していると、資金は減っていきます。
それ以外に遊休資産を売ったり、保険を解約して資金を確保している場合もあるかも
しれませんが、このグラフ上ではそういった突発的な事情は考慮できません。
資金は手形の期日や回収条件によって大きく左右されるので、一概には言えませんが、
オレンジの線が下向きで、現金も借入金の返済額以上に減っていないということは
利益+減価償却は少なくともになっていると推測できます。
細かい点は試算表を見ないと何とも言えませんが、1年間の推移グラフを見ることで
ある程度会社の状況がいい方向に向かっているのか、その逆なのか、わかるのではないでしょうか?
最近脇が甘いのか、心に隙があるのか、チョンボばかりやってます。
落ち着いて、相手の気持ちを考えて行動できるように、少し冷静にならないと・・
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。