著書 経理業務のためのAccess実践講座の補足です。
前回まで入金管理の機能を追加してきましたが、今回からは予算管理を追加します。
工事台帳はただ記録を付けるだけでなく、やはり予算との比較が一番重要です。
見積の段階で実行予算を付けていると思いますが、
思う通りに利益が出ているかどうか?
利益が出ていないとしたならばどこに問題があるのか?
リアルタイムで追っかけていく必要があります。
Excelでもできないことはないと思いますが、入金管理よりも若干複雑な集計が必要です。
Accessなら必要最小限の労力でできます。
最初はテーブルを追加します。
追加するテーブルは、予算、工程、実績額の3つです。
各テーブルの注意点
工事NOと仕入先CDは後でリレーションシップを設定するので、工事テーブルの工事NO、
仕入先テーブルの仕入先CDとデータ型とフィールド名を統一して下さい。
あと予算と実績額の工程CDも工程テーブルの工程CDとリレーションシップを設定するので
同様に合わせて下さい。
ちなみに
工事NO・仕入先CDともテキスト型でフィールドサイズは10
工程CDは数値型でフィールドサイズは整数
に設定してあります。
予算
工程
実績額
リレーションシップを設定します。
データベースツールタブのリレーションシップをクリックします。
テーブルの追加をクリックし、先ほど作った3つのテーブルを表示します。
赤○のところを繋げて参照整合性と連鎖更新にチェックを付けて下さい。
これでテーブルの作成とリレーションシップの設定は完了です。