二つの土俵の重なるところ

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普段仕事をしていて意識していることは、やはり他の税理士との差別化をどう図るか?
ということです。

私の場合は、AccessとExcelの知識に関しては税理士の中ではトップクラスだと
認識しています。特にExcelだけでなくAccessも使えるというところが大きな武器
です。しかしプロの方に比べたら足元にも及びません。

翻って本業である税理士となると、税法については一般的な問題だったら答えられる
レベルで、決して税法に詳しいわけではありません。敢えて順準備をつけるなら
後ろから数えた方早いくらいです。

Access・Excelという土俵、税法という土俵だけでは正直勝負になりませんが、
二つの土俵の交わるところ、税理士でかつAccess・Excelに詳しいという土俵
になると全国でもトップクラスの存在に変身します。

問題はその交わるところにマーケットがあるか?というところです。
あんまりニッチになってしまうと、食べていけません。
そこをどうやって見つけるか、それは本人の適性の問題です。

仕事をしていて楽しいと感じることを突き止めることが大事だと思います。

本の執筆依頼が来たのも、出版社の方の思考回路を分析すると
経理と言えば税理士、税理士でAccessに詳しい人
となると、必然的に私の名前が浮かんでくる、そういうことだと認識しています。

一つの土俵で勝負することは難しいです。そこで敢えてもう一つくっつけること
が一番簡単な差別化の方法だと思います。


この考え方はマーケティングの考え方ですが、個人のキャリアにも大いに参考になる
と思います。