ExcelVBA 変数の使い方(応用)③ 源泉徴収税額表を形式変更1

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サンプルデータはこちらから。

国税局のHPより、源泉徴収税額表がExcelでダウンロードできます。
2509081
これを開くと表になっています。

これを基にAccessで給与計算をしようとする場合、この状態では使えません。
何故ならAccessで表から該当する源泉徴収税額を当てはめるという芸当が
できないからです。
これを咀嚼してあげる必要があります。そんなときExcelVBAを使えば、一発で変換できます。

開いた源泉徴収税額表をA10~K410をコピーして別のシートに貼り付けます。
さらに、行に空白の列があるのでこれと数値を分けるために並べ替えをします。
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1行目を下の図のようにします。
2509083

ここで次のコードをVBEに入力します。
マクロ実行前にSheet2を追加して下さい。

Sub 源泉()
Dim a As Integer
Dim b As Integer
Dim c As Integer
a = 2
b = 3
c = 1
Worksheets(“Sheet1”).Activate
Do Until Cells(a, 1).Value = “”
For b = 4 To 11
Worksheets(“Sheet2”).Cells(c, 1).Value = Cells(a, 2).Value
Worksheets(“Sheet2”).Cells(c, 2).Value = Cells(a, 3).Value
Worksheets(“Sheet2”).Cells(c, 3).Value = Cells(1, b).Value
Worksheets(“Sheet2”).Cells(c, 4).Value = Cells(a, b).Value
c = c + 1
Next b
a = a + 1
Loop
End Sub

これを実行すると次のようになります。
2509084
表形式のデータが、一行ずつの独立したデータに形式変更できました。