クエリの設定⑬~Dlookup関数

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注文明細からその商品IDに対応する単価を参照する場合、
クエリの設定時に単価表テーブルから引っ張ってくる方法
が一般的ですが、敢えて単価表テーブルを表示させなくても
データを引っ張ってくることができます。

それが、DLookup関数です。

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DLookup関数の使い方は次の通りです。
DLookup(“検索値”,”検索するテーブル又はクエリ”,”検索条件”)

検索値
今回は商品IDに対応する単価を知りたいので、検索値は単価表テーブルの単価です。

検索するテーブル・クエり⇒単価表テーブル

検索条件は、注文明細の商品IDに対応する単価表の商品IDです。
“商品ID=”_&_[商品ID]_&_””
(注)「_」は半角スペース

左辺の商品ID ⇒ 単価表の商品ID
右辺の商品ID ⇒ 注文明細の商品ID

DLookUp関数は、全く関連のないテーブルのデータやクエリからも該当する
データを引っ張ってくることができます。

例えば、給与計算の場合の源泉徴収税額。
これは給与テーブルで課税支給額を計算し、源泉徴収税額表テーブル
の金額の範囲に当てはめて、源泉徴収税額を引っ張ってくることができます。

DLookUp関数とAccessで現金出納帳を作るときのDsum関数は大変よく使う
ので是非ものにして下さい。

Dlookup関数の関連の記事です。こちらもお読みください。

Accessで源泉所得税を計算①

Accessで源泉所得税を計算②

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