リレーションシップのまとめ

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リレーションシップの3つの機能
①参照整合性
②連鎖更新
③連鎖削除 
について解説してきました。
最初のうちはあまり難しいことは考えず、参照整合性と連鎖更新
を設定しておけば間違いありません。

リレーションシップを設定することで、本来別々のテーブルが
キーとなるフィールド(今回の例では担当者CD)を通じて繋がります。

著書(P20,21)を見て頂くと、小口経費明細テーブルの精算書NOと小口経費メイン
テーブルと同じフィールドが二つあります。これは小口経費メインテーブルと
小口経費明細テーブルの二つを繋げるために必要なフィールドです。

一見同じフィールドが2つのテーブルにあることに疑問を感じるかもしれませんし
不効率と思うかもしれません。

実際はその逆で、Accessの場合は小口経費メインテーブルの精算書NOから、
それに対応する小口経費明細テーブルの精算書NOからデータを自由に引っ張ってこれます。

こうする仕組みがあるために、Accessでは一つのデータで、
小口経費メインテーブルの精算書NOを切り替えることで、
それに対応する小口経費明細テーブルのデータを引っ張ってきます。

Excelであれば複数のシートにまたがるところ、Accessは一つのデータで
全てまとまる理由がここにあります。