小口経費精算表はAccessで

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「著書 経理業務のためのAccess実践講座」で、最初のサンプルとして小口現金精算表を作ります。
小口経費精算表はどちらかと言えば、Excelで十分では?と思うかもしれません
が、絶対にAccessで作った方が後々の運用が楽になります。

それは、精算表は枚数がどんどん増えるので、仮に100枚になった場合、シートもしくは
ファイルが100あることになります。

Accessで運用した場合は一つのファイルに全てのデータが格納されます。

この違いが分かりますか?

まずExcelの場合、ファイルの管理が大変です。
そして、もう古いものは見ないということであると、もうそのファイルのデータは
生かすことができません。

Accessではファイルの管理はほぼ不要です。

そして経理では小口経費精算表を会計ソフトに入力します。Excelの場合折角作った
のに、それを一度紙に打ち出したデータを基に入力する場合、この時点で二度手間が
発生します。

では、Accessの場合はというと、Accessのデータをそのまま仕訳に変換して会計ソフト
にインポートします。インポートの概要は今まで解説してきた通りです。

Excelでもできますが、Excelの場合はシートやファイルに散在
しているデータをまとめる作業が必要なので、Accessほど効率よくできません。

是非小口経費精算表は簡単に導入できるので、まず手始めにAccessで始めてみては
いかがでしょうか。