第2章 小口経費精算表のテーブル構成の考え方⑤細切れになったデータをくっつける

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一見テーブルごとにデータを分けることで、逆にデータが管理しにくくなったと思うかもしれませんが、
それは人間の視点で見ているからです。

一見すると、いちいち担当者CDに対応する担当者を担当者テーブルに見に行かないといけないように
思うかもしれませんが、超高速演算装置のパソコンではそんなことは苦にもなりません。
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この細切れになったデータは、クエリを使って簡単に切り貼りできます。

小口経費メインテーブルの担当者CDの横に担当者名を表示させる設定をします。
それが、P34の小口精算メインクエリです。
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実行結果です。
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一見細切れに見えますが、このように簡単に二つのテーブルを繋げることができます。

少し細かい話をしますと、小口経費メインテーブルのデータが増えたときに、増えていくデータは
「精算書NO」と「日付」と「担当者CD」の3つで、クエリでくっつけた「担当者名」はあくまでも
担当者テーブルを参照しているだけなので、担当者を増やさない限り担当者テーブルのデータは増えません。

人間が見やすいように、小口経費メインテーブルに「担当者」というフィールドを作ってしまうと
その分データの枠を用意しなければならず、容量もどんどん増えていきます。

確かに人間はその方が見やすいですが、超高速演算装置のパソコンはデータが不効率で増えていくことは
迷惑以外の何物でもありません。

Excel的視点でみるとついなんでもまとめたくなりますが、Accessは考え方が全く違うのでその違いを
しっかり認識することが大事です。

あくまでも主役は超高速演算装置のパソコンで、そのパソコンがデータを管理しやすいように設定する
これが基本です。

月曜日台風接近にも関わらず、ネズミの海の国へ。
空いてて乗りたいアトラクション全部乗れたし、雨もそんなに降っていなくてラッキーでした。
でも帰りの東名の雨はやばかった・・・
無事でなによりです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。