ネットバンキングのデータを仕訳に変換する方法⑧~入金取引と出金取引の判別

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日付の処理の次は、入金取引と出金取引の区別です。

以前現金出納帳のときは、IF関数の使い方で解説しましたが、今回は金額だけでなく
テキスト文字もごちゃ混ぜで、しかも入金にも出金にもデータが入っていて、これでは
IF関数だけでは区別することができません。
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ここで使うのが、IsNumeric関数です。これはセルの値が数値と判断できる場合はTrue、
数値と判断できない場合はFalseを返します。これはExcelのシート関数としては用意
されておらず、VBAだけで使える関数です。

Sub 入金出金判別()
Dim a As Integer
a = 2
Do Until Cells(a, 1).Value = “”
If IsNumeric(Cells(a, 3).Value) = True Then
Cells(a, 7) = “出金取引”
Else
Cells(a, 7) = “入金取引”
End If
a = a + 1
Loop
End Sub

Cells(a,3)→C列を判定要素としています。C列はお支払金額なので、会社としては出金取引です。
このコードはもし、C列が数値として認識できるのであれば、G列に出金取引と入力、
そうでない場合(C列が数値として認識できない、つまり入金取引)であれば、G列に入金取引
として入力する
というコードです。

実行結果です。
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これで入金取引と出金取引を区別することが来たので、次にこれを会計ソフトに
インポートできる形式に整えます。