運用後の参照整合性の設定

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運用後にリレーションシップを設定する場合、(著書 P27のコラム参照)
次のようなメッセージが表示されることがあります。
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この理由は、一方のテーブルともう一方のテーブルのデータで
整合性が取れていないためです。つまり、片方にはあるのに、
もう片方にはないということです。

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この例だと、担当者CDの5が問題です。

ではどうすれば参照整合性を設定できるのか?

方法は次の三つのどれかです。
①小口経費メインテーブルの担当者CD5のデータを削除する
②小口経費メインテーブルの担当者CD5を担当者テーブルに存在している担当者CDに修正する
③担当者テーブルに担当者CD5のデータを追加する
いずれかの処理をすれば、どちらかにあるのに片方にないという
状況を回避できます。

データの削除の方法ですが、下の図のようにクリックし、DELキーを
押して下さい。
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データが少なければすぐに原因が特定できますが、データが大量
になると、そのあとで参照整合性を設定するのは大変なので、
忘れずに設定してから運用を開始して下さい。

参照整合性を設定することで、担当者テーブルに存在していない担当者
でデータを作る心配はなくなり、より規律が高いデータベースになります。