納品書を作成するときに、8%と10%の取引がある場合の対処方法です。
チェックを付けたレコードが軽減税率の対象となる商品になります。
次に納品明細を計算するクエリを作ります。
消費税率: IIf([軽減税率]=-1,0.08,0.1)
消費税: [売上]*[消費税率]
軽減税率にチェックがついているかいないかで税率を分けます。
これでいったんクエリを保存します。
上記で作成したクエリを基に、集計クエリで軽減税率の適用となった取引と
そうでない取引の売上金額と消費税を集計します。
下の図のようにクエリを設定します。
何も難しいことはありません。集計のところを間違いのないように設定して
ください。売上と消費税は「合計」に変更します。
実行結果です。
これで納品書NO毎に税率毎の売上と消費税が集計できました。
このクエリを基に納品書を作り直してもらえれば、区分ごとの納品書が作れます。
=dlookup(“消費税”,”税率集計”,”納品書NO=” & T納品書.納品書NO” &”” & ” and ” & “軽減税率=-1”)
こんな感じでクエリのデータを参照してもらえればと思います。
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軽減税率への対応も待ったなしになってきました。
そんなに件数があるわけではありませんが、正直落ち着きません。
本来簡素を旨とする税法が、複雑になりすぎていますね。
これ以上税制が複雑にならないことを祈るばかりです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。