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繰り返し処理と変数の使い方①

前回、セルの操作方法を解説しました。
セルの指定方法は、
A2→Cells(2,1)
B1→Cells(1,2)
というように、恐らく印象としては通常と行と列が逆だと感じます。
ですので、先に行、後で列 と覚えて下さい

今回は繰り返し処理と変数を解説します。
図のようにA1~A10に1,2,3,・・・10と数字を入れてください。

この数字のあるセルのB列に「Excel」という文字を入れていきます。

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VBAのコードは次のようになります。

Sub Excel入力()
① Dim a As Integer
② a = 1
③ Do Until Cells(a, 1).Value = “”
④  Cells(a, 2).Value = “Excel”
⑤  a = a + 1
⑥ Loop
End Sub

まず最初に変数の使い方ですが、
①でこれから「a」という変数を使うと宣言します。
変数には、数値型、テキスト型等いろいろあり、さらに数値型にも何種類か
型がありますが、変数の宣言の仕方は

Dim 変数の名前 As Integer

これだけ覚えて下さい。

そして②で初期値として変数aの値を「1」とします。

③の意味は、Cells(a,1)はA列です(列を1で固定しているため)。
日本語に訳すと、
実行しなさい、A列が空白になるまで 
です。

何を実行するかというと、③Do untilと⑥Loopの間に挟まれた処理です。
つまり④と⑤を実行します。

とりあえず今回はここまで。

ExcelVBAで簡単なプログラムを書いてみよう!

前回ExcelVBAのプログラムの書く場所について解説しました。
では実際にプログラムを書いてみましょう。

今回は、セルA1に1を入力するプログラムを書きます。

では、開発タブからVisualBasicをクリックし、VBE(Visual Basic Editor)を起動します。

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そして次のコードを入力します。マクロのタイトル以外は全て半角で入力して下さい。

Sub 文字入力()
Cells(1, 1).Value = 1
End Sub

前回のように、開発タブのマクロから実行する方法もありますが、次の方法でマクロを実行します。

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これで、A1に1が入力されました。
少しCells(1,1)の数字を変更してみて、どう動くか確認してみて下さい。

それから、A1に入力する文字が数字でなくテキスト形式の場合は次のように記述します。
Cells(1, 1).Value = “三浦健二郎”
入力する値がテキスト形式のときは、半角のダブルコーテーションで囲みます。

次のメッセージが表示されたときは、コンテンツの有効化をクリックして下さい。そうすればマクロが動きます。
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マクロを使ったファイルを保存するときは、保存方法にも注意して下さい。
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「マクロ有効ブック」にして保存しないと、入力したVBAコードは消えてしまうのでご注意ください!!!

ExcelVBAの書き方の第一歩

ExcelVBAにはコードの書き方に決まりがあります。

最初の一行目は、
Sub ○×()
と記述します。ちなみに○×はこのマクロの名前ですので、分かりやすい名前を
ご自由につけて下さい。
ちなみに「Sub」 と 「()」 は必ず半角にして下さい。
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ExcelVBAを使う下準備

ExcelVBAを使うには下準備が必要です。
先に開発タブを表示できるようにします。ファイルタブをクリックし、オプションを選択します。
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ここで、リボンのユーザー設定をクリックし、「開発」にチェックを付けます。
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経理の効率化の切り口

経理の効率化で、どこから先に手を付けるか?
それは、やはり現金出納帳やネットバンキングのデータを
をデータをそのまま仕訳に変換することです。

もし、現在現金出納帳を手書きの場合は、まずExcelに。
Excelで記帳していて、それを一度印刷して手で会計
ソフトに入力しているのであれば、Excelのデータを
変換して会計ソフトにそのまま取り込めるようにするこ
が一番手が付けやすいですし、その効果も大きいです。

またネットバンキングを使っていない場合は、通帳の
明細をExcelに落とすことができないので、多少の手数料
は払ってでも、やはりネットバンキングを使えるように
すべきです

ネットバンキングなら銀行に行く手間も省けるので
その時間の人件費を考えるだけでも、十分効果はあります。

入力の仕事は正直付加価値が高いとは決して言えません。

入力の仕事を極力排除するというのが、経理が付加価値の
高い仕事をする第一歩です。

AccessとExcelの使い分け

Accessに向く仕事とExcelに向く仕事があります。

Accessに向く仕事
・販売仕入管理
・小口経費精算
・給与計算
・工事台帳

Excelに向く仕事
・現金出納帳の記帳
・ネットバンキングのデータの払い出し
・Access及び現金出納帳・ネットバンキングのデータを
 会計ソフトにインポートする際の下準備

大まかに分けると上記のようになります。

Accessはデータベースソフトなので、データを蓄積させる
ものについては、Accessで、
簡単な表計算でできるものについては、Excelで
という考え方です。

そう考えるとAccessの方が仕事の範囲も広く、利用頻度も
圧倒的に多いです。