見積書のデータを移したら、次に見積明細のデータを請求明細に移します。
本来は、請求書のコマンドボタンをクリックすると、
①見積書のデータを、請求書のデータへ転記
と
②見積明細のデータを、請求明細のデータへ転記
の二つの動作をまとめて実行するのですが、今回は便宜上②に限って解説します。
見積明細を請求明細に転記するコードです。
詳しい解説はこちらをご確認ください。
ADOについて その6(二つのテーブルを操作する準備)
ADOについて その7(二つのテーブルを操作するコード)
ADOについて その8(二つのテーブルを操作するコード~2)
Private Sub コマンド50_Click()
Dim cnn1 As ADODB.Connection
Dim rs1 As ADODB.Recordset
Dim cnn2 As ADODB.Connection
Dim rs2 As ADODB.Recordset
Set cnn1 = CurrentProject.Connection
Set rs1 = New ADODB.Recordset
Set cnn2 = CurrentProject.Connection
Set rs2 = New ADODB.Recordset
rs1.Open “見積明細”, cnn1, adOpenKeyset, adLockOptimistic
rs2.Open “請求明細”, cnn2, adOpenKeyset, adLockOptimistic
rs1.MoveFirst
Do Until rs1.EOF
If rs1!見積書NO = Me!見積書NO Then
rs2.AddNew
rs2!見積書NO = rs1!見積書NO
rs2!商品CD = rs1!商品CD
rs2!単位 = rs1!単位
rs2!数量 = rs1!数量
rs2!単価 = rs1!単価
rs2!金額 = rs1!金額
rs2.Update
End If
rs1.MoveNext
Loop
rs1.Close
Set rs1 = Nothing
rs2.Close
Set rs2 = Nothing
cnn1.Close
Set cnn1 = Nothing
cnn2.Close
Set cnn2 = Nothing
End Sub
見積明細テーブルの見積書NOで、今開いている見積書NOと一致しているデータを
一番上から一番下まで検索し、該当するものだけ、請求明細テーブルにデータを追加し
見積明細テーブルのデータを転記する
というコードです。
あとは二つのコードを組み合わせ、請求書フォームを作ります。
つい先日発行された税理士界の随筆に私の書いた原稿が載りました。
誰も見ていないかなあと思いましたが、案外みなさん見ているんですね。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。