カテゴリー別アーカイブ: 書評(レビュー)

城塞 (上・中・下巻) (新潮文庫)

税理士受験の頃に読みましたが、義理の父から頂いたので
久しぶりに読んでみました。

果たして徳川家康は善人か悪人なのか。
静岡に馴染みの深い偉人なので悪いことを思いたくはありませんが、
やはり豊臣家を潰すために非道の限りを尽くしたことは事実なんで
しょう。

しかしその後240年太平の世を築いた功績も見逃せません。

難しいところですが、徳川家だけが繁栄する世の中にする
しか、乱世を終わらせる方法はなかったと思うことにします。

死にざまを意識するようになったのは、大坂夏の陣からなんですね。
死を美化することはあんまりいいとは思いませんが、万が一にも
勝てない戦に、華々しく死ぬことに命をかけた生き様はやはり
ひきつけられるものがありました。

やめないよ (新潮新書)

静岡市が誇るスーパースター。キングカズの著書。

未だに現役で90分試合に出れるようにトレーニングされてるところが驚きでした。
派手なイメージもありますが、その陰でされている
努力があるからこそ、みんなから愛されるんですね。

なかなか試合を見ているだけでは気付かない、カズのプロとしての
心構えは仕事に通じるものがあるなと思いました。

仕事で表現される部分の下には、普段からの行動や心構えがある訳で、
そこから磨いていかないと、仕事も磨かれないと痛感しました。

カズにはできるだけ長く現役として頑張ってもらいたいです。
私もいつまでも心だけでも若々しくいられたら・・・と思いました。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

以前から読みたかったのですが、タイトルの重さに負けてなかなか
読む気になれなかったのですが、やっと読めました。

話は雪中行軍ですが、成功した連隊と全滅した連隊が存在し
成功には成功の理由があり、失敗には失敗の理由がありました。

話自体も面白くあっという間に読んでしまいましたし、
それに加えこれはまさしく会社の経営に通じるものがあることを
痛感しました。

私も人の意見をしっかり聞いて、予定を立てて、事前に案内人の
ような人を周りに付けて、信念を曲げず、ときに厳しく、
事務所の職員を路頭に迷わすことが無いように事務所の運営を
やっていこうと肝に銘じた次第です。

小さくて強い農業をつくる (就職しないで生きるには21)

将来的に就農に興味があるので、タイトルに惹かれて読んでみました。
就農と言っても趣味程度で本業が税理士であることには変わりませんが、、

実際に書かれていることは農業のことよりも著者の仕事観。
でも書かれていることは今の自分が置かれている現状に対する
アドバイスばかりで大変参考になりました。
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引き継いだ赤字企業を別会社を使って再生する方法 (経営者新書)

大変魅力的なタイトルに惹かれて読んでみました。

企業再生のウルトラCですが、果たしてそれができるのか?
という興味の元読み始めました。

結論は債権者(銀行)と粘り強く誠心誠意交渉するという
ある意味納得というか、やはり王道はそうだよなというこ
でした。
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あなたも人気講師になれる本: 自分の体験を活かして講師として独立できる

今は税理士として仕事をしていますが、将来的にはコンサルかセミナー・研修で食べて
行きたいと常々思っています。

コンサルタントになるのはまだまだ知識も経験も足りませんが、
セミナー・研修ならそこそこできるのではないかと思っていて何か参考になればと
思い、読んでみました。
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